これからの都市開発人たちへ。今こそ文化を学び、ソフト・インフラを再想像せよ。
『MONDAY ISSUE』は、ビジネス・クリエイティブ・カルチャーを横断するトピックやストーリーを独自の視点で紐解き、毎週月曜日のコーヒーブレイク(15時頃)にお届けします。
☝️ Weekly Pickup
創造的な一週間をはじめる
都市とデザインの関係から考える“新しいまちづくり”
デザインファーム『Takram』と『NTT都市開発デザイン戦略室』が新しい街づくりの実験場をテーマに11月1日(土)から1カ月間原宿でポップアップイベント『Authors Harajuku』を開催中。2018年から国内外の街と人、街と暮らしの関係をリサーチし、 “新しい街づくりの可能性” を探索してきた集大成として制作されたZINE『Authors』の知見をもとに、実際に都市の中に文化や生活が交差する「場」を立ち上げるという試み。どのような新しい視点を与えてくれるのか気になるところ。
人が集うことの意味と価値を再考する
たまたま聴いていたポッドキャストに伊藤亜紗さん(東京科学大学教授)がゲスト出演し「いい会議とは何か」というテーマで、人のポテンシャルや関係性を引き出す“場づくり”としての会議の在り方が議論されていたのが興味深かった。会議とは意思決定や情報共有の場と認識されることが多いが、「決めること」がゴールではなく関係性や意味を探る「問い・創造型」の会議においては、その過程こそが目的であるという視点が、普段語られることのない事実として浮かび上がる。
業界全体でビジネスを発展させるヒント
SPBSの10周年を記念して、日本の本の流通構造の問題へのアンチテーゼとして誕生した京都『誠光社』の堀部篤史さんが出演する『本屋のつづけ方』というテーマのトークショーが11月24日(月)に開催される。多くの独立書店が生まれる一方、本屋ビジネスを継続していくことはハードルが高い。そんな中、堀部篤史さんらが立ち上げた、業界全体で持続可能な書店経営を支える仕組みである『独立書店ネットワーク』は、文化と経済の関係を補完するシステムとしてどう機能するのかに注目したい。
👉 Feature Article
ビジネス・クリエイティブ・カルチャーのよりよい関係
これからの都市開発人たちへ。今こそ文化を学び、ソフト・インフラを再想像せよ。
Text by Shogo Otani
私たちが日々、当たり前のように生活や仕事を営んでいる舞台である「都市」とは、いったい誰がつくっているのでしょうか? この議論は、都市という存在を**「上から見るか、下から見るか」**でまったく異なる視点が浮かび上がってきます。そして、この「視点のズレ」こそが、過去から現在に至るまでずっと続いている都市開発や街づくりの結果生まれる、「語られることのない悲劇」の大きな原因のひとつなのです。
[記事を読む]
🚶 Place to Go
都市を歩き「今」を感じる
Sniite
カフェ / 祐天寺(蛇崩)
中目黒、祐天寺、池尻大橋のちょうど間、蛇崩にあるカフェ『Sniite』。渋谷のABOUT LIFE COFFEE BREWERSの初代マネージャーが独立し、2020年にロースター兼カフェとして立ち上げた。店舗デザインを手がけたのは桜新町の『OGAWA COFFEE LABORATORY』や京都の『suba』などのデザインを担当している関祐介氏が務め、剥き出しの配線、改装中のような壁、粗野で尖ってるような要素が強いが、一方で、店舗入り口にポリエチレン素材を集めて作られた巨大なベンチのおかげで、ミニマルでモダンな雰囲気なが特徴的な内装。朝は地元民が座っておしゃべりをしていたり、昼すぎは子供たちが乗って遊んでいるシーンを横目に『Sniite』を起点に、祐天寺、池尻大橋どちらに遊びに行こうかなと思考を巡らす休日を過ごしてみては。
✍ Editor’s Letter
Text by Suguru Itatani
最近、「意識的にインプットするとはどういうことか」をよく考えます。ありがたいことに代々木上原の「No.」や池尻大橋の「大橋会館」では様々な角度の知識人がいるため、情報があふれ、刺激の多い日々を過ごせてはいるが、なにかを“受け取ったつもり”のまま流してしまう瞬間が増えていきます。
そして多くの場合、インプットは「効率よくすべきもの」や「成果につながる情報」として扱われがちで、どこか義務のように感じてしまうこともあります。
意識的なインプットが難しいのは、「考えながら情報を受け取る」という行為が、思っている以上にエネルギーを使うからではないかと考えます。ただ情報に触れて終わるのではなく、いまの自分にどう響くのか、確かめる姿勢が必要です。その手間を惜しまなかったとき、いつかのタイミンングで役立つ情報として自分の中に溜まっていくものになります。 「無数の情報のなかで、何を選び、何を育て、何を手放すのか。その選択が自分自身を形づくっていく。」 そんなことを思いながら、Monday Issueを読んで、意識的なインプットのあり方を見つめ直してみています。
301 Service Plans
301のサービス内容および料金プランについての詳細資料は、以下のバナーからダウンロードできます。案件依頼を検討されている方はご覧ください。





